3−3.1 予測3(データを粗くする1)

 予測3の観測値は、3−1節と同時刻のデータを日本付近で粗く読みとったものである。データの大きさは24×16個、時間幅は3時間である。

 計算結果、変化は見られるが、予測値とその時刻にあたる観測値を比較すると大きく異なる。全体的に予測結果は観測値adt2に影響されていることがわかる。

天気図画像
数値天気図画像(観測)
数値天気図画像(予測3〜5回)

 

数値天気図画像(予測12回目)


3−3.2 なぜ台風が予測できるのか

 さて、この観測値を10回予測(fdt12)した結果(30時間後)を図に示す。画像自体はあまり変化の見られないまま上方に移動していが、その移動と共に画像の下端から低圧部が現れた。実際の天気図と比較すると、偶然にも台風が同じ位置に示されている。

 この台風はなぜ予測できたのであろうか。原因はテスト予測で注意した四辺補間の影響が出てしまったためである。

 






12回予測後

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

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