虹の足はどうしたら見られるのか???

皆さんは虹の足を見たことがありますか?

私は15年前に見たことがあります。

その写真(車越しに親が撮ったので足先が写っていませんが)がこれ↓です。

虹の足

’88年の夏、場所は熊本は高千穂から矢部町のどこかであるということしか記憶していませんが、

たまたま外を見ていると、青々とした田んぼの中から大きな虹の柱(足)がスゥーッと伸びているのが見え、

車を止めて消えるまで眺めていたのを覚えています。

その感動と見た映像は未だに心とまぶたに焼き付いています。


さて、虹と言いますと、朝か夕方の太陽とは反対側にずぅーっと向こーの方に見えるか

または、日中、日傘雲間から顔を出すような感じで出現し、ああ!虹だ!と言うのがたいていでしょう。

で、ずっーっと向こーの方にある虹をみて、誰もが、

あそこへ行って「虹の足」を見たい!

と考えると思います。

私も虹の足を見るまでそうでしたし、それを見てからもいつも思っていました。

 

そして、どうやったら虹の足を見ることができるのか???といつも考えていました


考えること15年、久しぶりに九州の地に立ち、何気なく過ごしていたある日、

突然、虹の足を絶対に見ることができる条件を発見したのです!

 

それは、ここの土地は晴れているのに、曇っていて雨が降っていることが多いということ!

???

なんじゃそりゃ!と思ったでしょう。

それはそうだと思います。残念ながら証拠写真をまだ撮っていないので、説明が難しいですが、

俗に言う天気雨(または狐の嫁入り)とは違って(これは晴れているのに雨が降っているような天気のことですよね)、

ずっと向こうの方は晴れているけど、ちょっと違う場所に目を移すとそちらは曇り、でいて自分のところは雨・・・という、

まか不思議な現象が年間を通して多く見られるのです。

 

そして、こういう現象もよくある・・・

雨の境目

そう、雨の境目をしょっちゅう見ることができるんです。

局地的な気象とはまさにこのこと!

 

さらに、九州は特に熊本は阿蘇や蘇陽近辺、宮崎は高千穂など、

渓谷や谷間の地形が多いので、通常では地面でとぎれてしまう虹でも、谷にできれば、

そのままさらに下まで伸びていき、最終的に虹の足までみることができる絶好な地形であるということ。

 

とまぁ、話はそれてしまいましたが、

この「まか不思議な現象」+「局地的な気象条件」+「地形」の3条件がそろう場所へ行けば絶対に虹の足を見ることができる!

 

勝手に結論づけ、そんな条件がそろいそうな日は、いつも同じ道を何度も何度も走りまくっていました。

 

でも、結局、どれかがそろわないため(太陽がなかなか雲から顔を出すことがないため)残念ながら見ることができずにいました。


もう、残暑も終わり、秋めいてきたこのごろ、たまたま親がこちらへ来ていたので、

観光をしていた帰りでした。

 

阿蘇から市内へ送りに行く途中、いつも気にはなっていたけれど、そのまま素通りしていた とある渓谷に差し掛かったときに

親がちょっと見たいから停めてくれといい、車をパーキングに停め渓谷を観望していたら、ざーっと雨が・・・

そして、向こうの方から今にも顔を出しそうな太陽が・・・

・・・ んっ! これは虹が出るぞ!

と思い、だいたい経験で大きさや出る位置が分かるので、その方向を目を凝らして見ていたら・・・

阿蘇大橋方面にかかる虹

うーん、やっぱりだめか・・・。

虹は架かったけど、大きさはご覧の通り、そして全然対象の方向・・・。

 

仕方がなくあきらめて車にカメラを入れようと思った瞬間

「おい!谷の方にも虹があるぞ!」

と親の声が。

振り返ると、そこには・・・?

そう、そこには虹、そして、虹の・・・!!
(ちょうど谷が見えない位置から始め見ていたので、もしかして?と確認するため、谷全体が見える方へよって行った)

ちょっと15年前のと比べると小降りですが、それでも、谷の底からスゥーッとわき出てくるかのような虹が出現したのです!

 

もーぉぉぉぉ!感動!感激!雨!アラレ!

何のこっちゃ(笑)

目に焼き付くほど、消えるまで眺めて見ていました。

 

ということで、

阿蘇、蘇陽、高千穂に来て、3条件のそろう天候と場所にいれば、

確率的に難しいですが、虹の足を見ることができるのです!

 

是非皆さんも虹の足を目の当たりにしてください!!

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