デジタルモーフィングによる私の理想像について語る
もう何年くらい前になりましたでしょうか、某食品会社のCMで、カレーを食べているまさお君がラモスに変身してしまうというものがありました。
最近便利になって、当時の動画がネットで見られるようになっていますね→こちらなど
このとき使われた技術がデジタルモーフィング、つまり、全く別の2つの画像をデジタル処理によって中間部分(架空の画像、平均顔)を作り出してつなげあわせてしまうという技術です。
さて、この一世を風靡した画像処理も、アッという間に廃れ去ってしまった今日この頃(と言っても去年のことであるが)、あるTV番組でモーフィングによっ平均顔を求め、何々顔を作ると言うコーナーがありました。例えば、野球選手顔、サッカー選手顔、総理大臣顔等の平均顔です。ちょっとおもしろい新聞記事を見つけたので掲載しておきます。
面白いもので、野球選手は本当に野球選手の平均顔に、サッカー選手はサッカー選手の平均顔に当てはまるのです。
そのスポーツ(仕事等)をやっていると人相が変わるというのでしょうか、顔がその顔(平均顔)そっくりに変化するらしいのです。
さて、私は前々から疑問に思っていたことがありました。それは、好きになった人の顔、つまり、私が好む顔についてです。
自分では同じ様な顔(好みの顔)を選んではいないと思っていても、後から考えるとにているなって思ったこと、よくありませんか?
暇人な私はずーっと前(高校生頃)からことについて考えていました。そこへ先ほどの番組が目に飛び込み、さらにパソコン雑誌の広告にモーフィングの記事が載っていたことを思いだし、早速、この疑問について答えを出すことにしてみました。
まず、もとになる画像を集め、それを順にモーフして、平均顔を出力していきます。出力結果をさらにモーフして、最終段階である1枚の画像、つまり、理想像を導きます(下写真)。
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![]() “理想像!?” |
さてさて、最終結果が出たところでまとめと行きましょう。ここが本当の私の理想像は?ですね。と言うことで、私の好みの顔を分析してみましょう。
顔全体をみると楕円形顔が好きらしい。合成結果から合成前の人物を比べても、楕円形顔が多数を占める(特に左側)。
全ての人物(もと画像)に当てはまる。→髪の毛の特徴へ続く
頬骨が出ているというか、多少頬のはっきりしている人が好きらしい。
これはそのときによって変わると思う(っていた)が、行き着くところはロングらしい。さらに額と関連することで、額を隠さない人がいいらしい。これも、合成前の多数に当てはまる。
4人の顔が出てきたとき思ったのだが、よく見ると好きになれない顔(右半分)が出てきた。もしかして、その他大勢のもと画像が合成にひびいたのか?
と言うことで、高校の時からのモヤモヤが今回はっきりしたことは大変興味深いことである。
最終結果が出たときは本当に驚きであり、「ああ、やはりこのような人が好みなんだ」と実感させられた。
自分は絶対に同じ人を選ばないと言っている人がいたら、一度試してみてはどうでしょうか。もしかしたら、無意識のうちに同じ顔を選んでいると思いますよ・・・。