地球と宇宙で見る金環日食

 

 先日、オーストラリアにて今世紀最後の金環日食が見られました。

今回はその日食を、地球から見た日食、宇宙から見た日食(正確には、宇宙から地球を見る)を取り上げてみました。

では、地球から見た日食から・・・。

地球で見る日食

4 第二接触(金環食始まり)

6 食最大

7 第三接触(金環食終わり)

(C) LIVE! ECLIPSE Exective Commiteeより

 

今回の金環食は約1分間続きました。

上の写真をGIF動画にしてみました。

 

また、今回の日食をインターネット生中継した“(C) LIVE! ECLIPSE Exective Commitee”のほうで、リアルビデオ ハイライトシーンが見られるので、是非、ご覧ください。

というような感じで地球上では見られました。

私はというと、インターネット生中継でこの模様を見ていましたが、
食最大の時は凄く感動しました。

リングがつながったときは、おおお!と声を上げたほど(^^;。
とてもリングがきれいでした。

やっぱり、行きたかったなぁ・・・。

 

それにしてもインターネットは凄いなぁ!こんなものが生で見られるなんて!
<と、確か昨年7月のおりひめ、ひこぼしの衛生ドッキングの時にも言ったような・・・。

 

さてさて、宇宙からはどのように見えたのでしょうか?

といっても宇宙から日食を見れば上と同じですので、宇宙から地球を見てみることにしましょう。

まずは、こちらから・・・。

宇宙から見た日食

14時

15時

16時

17時

18時

19時

上の写真は気象衛星ひまわりが撮した衛星画像(可視画像*1)です。


*1 ひまわりの可視画像は、人が見たそのままを撮している写真です(一般のフォルムカメラやデジタルカメラと同じようなもの)。

食は日本時間の15時から始まり、18時頃に終わりました。

さて、その時間の衛星写真を見てもらうと・・・。おや?何か黒いものが写っていませんか?

ちょうどオーストラリアの西の沖(15時)から、次第にオーストラリアへ近づき(16時)、そして内陸へと移動していく(17時)黒い陰がみえます。

そうです、日食のため、地球に降り注ぐ太陽の光が月によって遮られてしまい、ひまわりの可視画像でその部分の雲や大陸をとらえることができなかったのです。

逆を言えば、ひまわりが地球に落ちる月の陰をとらえたわけです。

それでは拡大して動画にしてみたのでご覧ください。

陰が動いているのがよく分かります。

また、日食の見られた地域の図を下に載せました。こちらと照らし合わせて動画を見てもらうと、陰がその線上に東へ移動していることが分かります。

ということで、どうでしたでしょうか?

普段は地球から見ている日食も、“宇宙から見るとこんな風に見ることができるのかぁ〜”と思ってもらえるとうれしいです。

それでは、次回、ヨーロッパで見られる今世紀最後の皆既日食で・・・。 


このページを作るに当たって、今回インターネット生中継を行った“(C) LIVE! ECLIPSE Exective Commitee”の金環食の画像を使用させていただきました。


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