まずは、ペルセウス座です。
上の写真では、上の方に剣を振りかざし、下の方には、アルゴルと書かれた部分(写真にマウスカーソルを持ってくると表示されます)にメドゥーサの首を持った勇者ペルセウスが描かれています。
さて、今回はこのメドゥーサの首に当たるアルゴルに注目してみました。
このメドゥーサ、アラビア語のラス・アルグル(悪魔の頭)から名前が付いたそうです。
悪魔の頭・・・と付くくらいで、大変興味深い現象を見ることができます。
それは、およそ2.86日周期で、2.2〜3.4等の範囲で明るさを変えるという現象です。
<おそらく、昔の人は、この不思議な現象をみて、悪魔を連想したのでしょう>
この明るさを変える星を変光星といい、変光星にはいろいろなタイプがありますが、
その中のアルゴルは、食変光星(アルゴル型変光星)と呼ばれる仲間に属しています。
それでは話を進める前に、そのアルゴルの変光の様子をご覧ください。
写真をマウスで触れると、アルゴルの減光する様子が見られます。
写真内の水色の矢印は、比較星(変光しない星(実際には変光していると言われそうだが・・・))です。
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