アルゴル(変光星) 00/11/27
変光星

ゆび

まずは、ペルセウス座です。

上の写真では、上の方に剣を振りかざし、下の方には、アルゴルと書かれた部分(写真にマウスカーソルを持ってくると表示されます)にメドゥーサの首を持った勇者ペルセウスが描かれています。
 

さて、今回はこのメドゥーサの首に当たるアルゴルに注目してみました。
 

このメドゥーサ、アラビア語のラス・アルグル(悪魔の頭)から名前が付いたそうです。

悪魔の頭・・・と付くくらいで、大変興味深い現象を見ることができます。
 

それは、およそ2.86日周期で、2.2〜3.4等の範囲で明るさを変えるという現象です。

<おそらく、昔の人は、この不思議な現象をみて、悪魔を連想したのでしょう>

この明るさを変える星を変光星といい、変光星にはいろいろなタイプがありますが、

その中のアルゴルは、食変光星(アルゴル型変光星)と呼ばれる仲間に属しています。
 

それでは話を進める前に、そのアルゴルの変光の様子をご覧ください。
写真をマウスで触れると、アルゴルの減光する様子が見られます。
写真内の水色の矢印は、比較星(変光しない星(実際には変光していると言われそうだが・・・))です。

変光星

ゆび

明るさの変わらない比較星に対し、アルゴルは極大光(2.2等)から極小光(3.4等)まで明るさを変える様子がご覧になれましたでしょうか?

夜空にはこの他にもたくさんの違う種類の変光星が存在し、中には距離を測るために使われるようなものもあります。

ということで、ようやく、デジカメで変光星が撮れて(^^)

ペルセ

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