デジカメ天体写真!第31弾 今世紀最長の皆既月食 00/7/16

今回は今世紀最長といわれる皆既月食をCoolPix990で撮影してみました。

見ていく前に、コメント左上にある数字は食分(ステナビによる)です。

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半影月食開始から30分経過。まだ、影に入っているかどうか分かりません。

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部分月食開始になりました。天文台の発表ではこの5分後と予想されているので、予想より少し早く部分食が始まっているようです。

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20%程欠けました。この辺はいつもの月食と変わりはありませんね。

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半分ほど欠けました。やっぱり変わりはありませんが、いつも見ていた月食とはちょっと違います。

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どこが違うって?影の位置です。今まで見てきた月食は上や下方向から食べられているのに、今回は影の中心を通とあって、真横から食べられています。

だから、月の満ち欠けのようにきれいに欠けています。

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いよいよ部分食が終わり、今世紀最長の皆既月食が始まります。

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辺りはすっかり月の光が消え、真っ暗闇になり、今まで見えていなかった星々が輝き始めました。

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ついに皆既最大です。

満月なのに、きれいな天の川が流れているのには驚きでした。

肉眼では見えるのですが、カメラでは真っ暗で写すのにかなり苦労しました。

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皆既はだんだんと終わりに近づくにつれ、星々は闇へと消えていきます。

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今世紀最長の皆既月食は終了しました。

しかし、本当に、今まで見てきた皆既月食とは違う味のある天体ショーでした。

残すは部分月食。

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先ほどまで見えていた天の川はだんだんと北の空へと吸い込まれていきます。

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辺りは徐々に光を取り戻し、星々もどんどん闇へ帰っていきます。

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なんだか、先ほどの皆既が嘘のようです。

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ついに部分食も終わりました。

けど、光はすべて取り戻していないようです。

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ようやく半影食も終わりに近づき、何事もなかったように辺りは月の光で満ちています。

さて、地球の影を知るためにこのような合成をしてみました。

外側が半影部分(推定)、
次の内側にある円が写真から得られた半影より暗い部分(半本影とでも言うのでしょうか)、
そして一番内側の円が本影と思われる部分です。

地球の影の大きさがいかに大きいかこれで分かると思います。

さて、先ほどから辺りが暗くなった・・・と言いましたが、
それについては「DC4による皆既月食」の方でご覧ください。

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